直接飲むわけではないので、お風呂に浄水器をつけることに意味はないと思っている方もいるかもしれません。確かに直接飲むことはありませんが、実は肌や髪に悪影響を与える可能性もあるのです。そもそも水道水には、最近繁殖を防ぐための方法として、消毒のための残留塩素が入っています。お風呂に浄水器を設置することで、残留塩素を取り除くことが可能です。

最近繁殖を防ぐために必要なものでも、残留塩素は肌や髪に悪影響を与えるかもしれません。残留塩素の特徴の1つが、酸化作用があるという点です。この酸化作用によって、タンパク質からなる髪のキューティクルが傷みます。そして皮膚のタンパク質も、残留塩素の効果で酸化・分解されるかもしれません。

具体的にどのような影響が出るかは個人差があるものの、肌のバリア機能の低下や角質層の水分不足を引き起こしたうえで、刺激を受けやすい肌の状態にしてしまうかもしれません。そのような状態になるのを防ぐために、お風呂に浄水器を設置するのも1つの手です。さらに残留塩素が残ったままの入浴だと、臭いが気になるという方もいるかもしれません。カルキ臭がない状態で入浴できるので、リラックス効果が高くなる可能性もあります。

このような特徴を考慮したうえで、実際にお風呂の浄水器を設置するか考えていきましょう。効果はあっても設置やメンテナンスでお金がかかるので、必要な費用とのバランスも考慮して決めることが大切です。